『知力、体力、時の運』

アメリカ横断ウルトラクイズ」のキャッチフレーズ。
リーグ戦前半を終えて、
Gatasに足りなかったもの全てでもあります。

  • まず知力。

4日間の中で1チームと4試合、
4チーム×4試合の計16試合を戦います。
初めて対戦するチームあり、
暑さ対策、狭いコート、特別ルール。


初戦の浅井企画に敗れたのは、
"初もの"にやられる対戦スポーツの典型。
その後のCHOOP戦をかろうじて勝てたのは、
何度対戦しても中々勝てない事から、
相手がGatasに対して少なからず、
苦手意識を持っている事が大きい。
しかしながら続くFANTASISTAには敗れ、
他チームが難無く倒した太田プロとはスコアレスドロー
初戦のつまずきがその後に影響したと言えます。


そして問題の2日目。
「コーチが無能」と記したのは、
暑さ対策、敵情視察、攻撃のバリエーション、
この全てに工夫が見られなかったからです。


前日の第1、2節を見ておらず、
第3節から見たにもかかわらず直ぐに分かったのは、
殆どのGatasメンバーの調子が悪く、
それは疲労から来ているという事。
だとすれば最小限の失点に押さえる事、
シンプルに攻撃する事、
この2点が求められる筈。
それなのに、相変わらず同じ攻撃を繰り返す。
簡単にパスカット、即カウンター。
ビデオテープの巻き戻しの様。
それでも最後に意地を見せ、
浅井企画から1勝を奪ったのは、
Gatasには地力があるという証拠です。
だからこそコーチ陣には、
相手対策をしっかりとやって欲しかった。
ゴール裏を見ていたけど、
Gatasコーチ陣の姿は殆ど見られなかった。
何も見ずに指示を出しても、
それを信頼するに足るものがなければ、
チームが1つにまとまらなくて当たり前です。
北澤監督が居てくれれば…。

  • 次に体力。

僭越ながらGatasメンバーの主力は忙しい毎日です。
いつも良い体調で試合を迎えられる訳では無い。
そんな中、暑さ対策を含めお台場で練習を重ねていたGatas
各ブログや2chスレ等を見ていると、
ただの1度も公開練習を見ていない人が、
「公開練習などやるから本番で疲れが〜」とか、
やれボックス型だのダイアモンド型だの記していましたが、
サッカー経験者や長い観戦歴を持つ方の批評でない限り、
知ったかぶりの文章にしか見えません。


公開練習の時、
ボックス型の練習を北澤監督がさせていたのは、
既に戦術的理解が十分なダイアモンド型を更に進化させ、
次のステップにGatasを進ませる為である事は、
今までの物語を体感して来た人々なら、
直ぐに分かった事でしょう。
それにボックス型で試していた攻撃方法は実にシンプル。
狭いコートの事があるとは言え、
暑さで体力が奪われるお台場リーグでは、
シンプルな攻撃と無駄な動きをしない事が重要。
これはいつものカップ戦でも言える事で、
体力温存を目的としている事が明白です。
この部分の理解がまだ完全に出来ていなかったのが、
今回苦戦続きの理由の1つだと言えます。


北澤監督はコートが狭いからといって戦術を変えたり、
今やっている事を無駄にする様な事はしない人。
先を見据え、
「ただ勝てば良い」というフットサルは教えていません。
苦労の後には必ず報われる喜びがある。


後、怪我についてですが、
これは以前からのもので、
今回突然に出て来たものではありません。
悪化させない様に主将も副主将も、
膝にサポーターをして保護してましたが、
本当にダメな場合は無理をさせず起用しない筈です。
何より本職に影響が出たら洒落になりませんからね。
そういう意味では、
もう少し考えた選手起用が欲しかったと言えます。

  • 最後に時の運。

運が本当に無かったですね。
審判のジャッジに始まり、ウザいヲタ。
Jリーグを見ていれば、
審判レヴェルの低さが分かろうと言うものですが、
ヲタは排除出来ません。
Gatasを応援する人々の殆どはサポーターです、ヲタでは無い。
ヲタはクズ、何の役にも立たない。
40代にもさしかかろうかというヲタが非常にうるさかった。
朝から酒を飲み、Gatasメンバーに野次を飛ばす。


何しに来てるの? あなた、歳は幾つ?
友達いないの? 寂しい人生だねえ。


女の子アイドルが一生懸命に頑張っているのに、
それを見て野次を飛ばし御満悦。
大の大人がアイドルを追っ掛けている事実よりも、
あの行動の方が1億倍恥ずかしい。
人として恥ずかしい。


これが周りの状況における運の無さ。
試合では、疲労から来る体力減で運が無い。
ルーズボールを競った時、
ことごとく相手の所にボールが行ってしまう。
5月の駒沢、積極的にボールを競るGatas
脚を出す1歩目が早い為、
ボールが自分より前に転がっていました。
そしてそれがチャンスに繋がる。
今回はその1歩目が遅い為、
競り合いに勝ってもボールは横に転がったり、
タッチを割ったりでチャンスに繋がらない。
流れが悪い時は、大体がこういう事になりますけどね、
それでも運が良かったと思える場面が殆どなかったのは、
気力も殆ど無かったからかな。
駒沢、代々木では前へ前へという気持ちが、
全面に出ていましたよね。


疲れから動かない身体がもどかしそうな主将を見た時、
辛かった、何も出来ない自分が悔しかった。
だけど全てが掛かったと言って良い前半最後の浅井企画戦で、
意地を見せて勝ったGatas
彼女達はやっぱり格好良い。


「練習の為の練習はするな」
これは千葉ロッテマリーンズ監督、
ボビー・バレンタイン氏の言葉。


公開練習での彼女達は一生懸命に、
そして楽しんで練習をしていました。
フットサル教室でもそう、
子供達とフットサルを楽しんでいた。


練習して、強くなって、試合をして、そして勝つ。


Gatasのメンバーは皆、
オーディションで合格した人、敗れた人。
「楽しければそれで良い」などと、
綺麗事でフットサルをしていません。
現に美貴は「また都大会に出たい」とSals3で言っている。
いつの日か借りを返す為に戦っているのです。
借りを返せる日が来るかは分からないけど、
一生懸命に戦うGatasが自分は大好きです。


少し長くなって来たので、
各々の選手の成長部分や、
自分の総評は明日にでも。


公開練習完全コンプを目指す身としては、
色々無理しないといけない訳で…。(>_<)




ダメ社会人丸出しだ。(素汗)