『STRIKE!』

楽しいハズの空間でした。
いや、楽しかった。ライブ自体は。


自分はグッズとか殆ど買った事がありません。
友人連中は知ってると思いますが、全く興味なし人間。
それがBerryzを追い掛けて始めてからというもの、
イベントで限定写真を買うわ、
早くライブ会場入りしてグッズの列に並ぶわ、
何この人?必死じゃん!と言われる人間に様変わり。


今回も御多分に漏れず早めに会場に着きました。
来る時の車内では、
届いていたけど仕事が忙しくて、
片手間に見るのが嫌で置いておいた、
FC限定DVD「〜Berryz工房成長期〜」を見たり。
舞波が、ほぼ主人公みたいなものです、このDVD。
勿論、この後に何かが起こるなんて思わず見てました。


真夏の様に超暑い会場駐車場はほぼ埋まってて、
グッズ列の並びは「異常!」と誰もが思う人の数。
でも、何か妙な高揚感があって、
めっちゃ暑くても真夏のお台場で鍛えられたから平気だし、
「雨が降ると梨沙子が居ない」という、
嫌〜なジンクスも心配要らないし、
車では引っ切り無しにBerryzのDVDが流れてる(笑)、
至極普通ないつものライブ前。


ライブのセットリスト予想とか、
皆さんしますよね?
今年に入ってから中々に自分は的中率が高くて、
まぁ誰でも予想出来る範囲でしょうけど、
三人祭とかタンポポとかプッチとか「そとギュ」とか、
今回も何故か「恋しちゃ!」が気になってて、
朗読で来たその時はお腹抱えて笑ってました。
瞬間瞬間は凄く楽しい。
これさえ無ければ、
もっと楽しかっただろうけど。


(1)なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW?
(2)21時までのシンデレラ
(MC)
川´・_・リ<ここで皆さんにお知らせがあります。
      2004年3月3日にデビューしてから、
      ず〜っと一緒に活動して来た石村舞波さんが、
      今回のコンサートツアーを最後に、
      Berryz工房、そして、ハロー!プロジェクトを、
      卒業する事になりました。
      それでは、
      石村さんから御挨拶して貰いましょう。


从 ’w’)<はい!
     私、石村舞波は、
     今回のコンサートツアーをもって、
     Berryz工房を卒業しまぁす。
     卒業後は、普通の中学生として勉強に専念しまぁす。
     でも!
     10月2日まではBerryz工房の一員として、
     皆さんと一緒に思いっきり楽しいコンサートを、
     作って行きたいと思っています。
     応援宜しくお願いします。
     キャプテン、以上です。


(3)ハピネス〜幸福歓迎!〜
皆さんも一緒にハッピーになりましょう♪
(誰が言ったか覚えてない・・・。)


無理、絶対に無理。
ハッピーになんてなれる訳がない。
尚更、悲しみが増す。
せめてアンコール明けのMCとかにして欲しかった。
発表からほぼ時間を待たずに、
公式(携帯&PC)に発表を出す用意周到さがあるなら、
ライブそのものに配慮して欲しかった。
主役である彼女達の悲しみを堪えた笑顔なんて見たくないよ。
梨沙子泣いてるんですよ。
みーやも泣いてましたよ。
それでも一生懸命「ハピネス」を唄ってるんです。


セットリストは最高です。
余計な曲が一切無くって、
これ以上のセットリストは無理と、
きっぱり断言して良い位のセットリスト。
それでも昼公演が終わってから、
ライブの事が思い出せなかった。
何を唄ったのか、どんな感じだったのか、
おぼろげにしか覚えてなかった。
皆と会って話をして、ようやく思い出せた。
舞波が卒業する事の理由は、
彼女の口から出た言葉を聞いた瞬間に理解してます。


"舞波だから"理解出来てしまう。


言葉を聞いて直ぐに涙が出そうになった時も、
梨沙子が必死に涙を堪えて唄っている姿を見ても、
アンコール明けに「BERRY FIELDS」が来ても、
涙が零れるまでには至らない、その前で止まる。


頑固で、孤高で、強い。
それが舞波
ダメキャラポジションだけど、
それは一見しただけで、底にある彼女の姿は違う。
「ダンスは身体でないと覚えられない」と先生に言われても、
頭で覚えると決めた舞波はへこたれない。
あの歳で、芯の強さを持つ。


1stツアー『まるごと』でのアンコール前。
会場前方で舞波ボードが青く光ると、
悪乗りした客が「まいは!」とコールする。
それを聞いて出て来た時の表情と、
今回の明らかに意味のある「まいは!」コールを聞いて、
出て来た時の表情が自分には同じに見えた。
もうずっと前から決めていたのかなって、
その時に思った。
コールを寂しそうに感じるんじゃなくて、
自分の最高の幸せと捉えて聞いてるのかなって。
そんな格好良い表情を舞波はしてて、
Zepp東京と札幌で見た美貴と重なったり。
彼女がアンコール明けに出て来て、
客を嬉しそうに見回した姿は今も脳裏に残ってる。
だから涙が零れなかった。
だから理解。
だから悲しい。
だから何で?


理解してねーじゃん、自分。