『マゴコロ』

全く事情を知らない人に、何で落ち込んでいるのか話してみた。
委細は説明せずに、事の流れと大体を。
普通に「おかしくない?」と言われた。
勿論おかしいよ。
普通、昨日の今日で辞めないよ。
そう言った。


別に14歳、中学2年生の女の子が恋したって普通だよ。
昨日のダイアリーで「自分の立場を理解して〜」と記しているのだけれど、
その立場が曖昧だった事は事実だもの。
℃-uteが結成されたのは昨年6月。
それからの活動と言えば、
ハロプロパーティ〜!に始まった、娘。コン、亜弥コン、真希コンへのゲリラ出演。
そしてFC限定3ヶ月連続応援企画。
やっと2ヶ月目の11月にオリジナル曲「わっきゃない(Z)」を与えられ、
お正月のハロコンから沢山のファンに披露する事になる。
更にそこでは有原栞菜の加入も発表された。
高まるCDメジャーデビューへの気運、しかし音沙汰無し。
春、桜の咲く季節も終わり初夏の香りのし始めた頃、
3ヶ月連続でインディーズCDをリリースする事、
同時にCutie Circuit 2006というイベントツアーも開催される事が発表される。
その間、6月、7月と再びFC限定応援企画を開催。
8月、当初予定になかった4枚目のインディーズCDを発売し、
それに伴ってCutie Circuit 2006も延長。
9月、遂にDVDでメジャーデビュー。
DVDという異例の形ではあったが、遂にデビューを果たす。
「9月10日は℃-uteの日
Cutie Circuit 2006 FINALをよみうりランドで大々的に開催。
そして10月、ミニアルバム発売。
アルバムデビューも果たす。
10月31日、村上愛℃-uteを脱退。


それが正しい事か間違った事かは置いておいて、
「恋をしてはいけない」って事を、
周りの大人達がきちんと伝えていたのだろうか。
きちんと伝えていたのならば、事が起きた時の対処は早いし簡単だ。
でも、今回のドタバタ振りはどうだろう。
とても事前対策が進んでいた様には見えない、いつものまま。


昔、モーニング娘。の4期メンバーが入った時、
いきなり関連本とCDを渡され「ハイ、明日からモーニング娘。だから」と言われてた。
当然の如く4人はキョトンとして、家に帰って親に話しても信じて貰えない。
当時から面白いエピソードだったけど、今思い出しても面白いし、凄いお話。
その後、「もうプロなんだから」と言われたエピソードもありましたよね。
芸能界に入って、右も左も分からないのに「プロだから」って、有り得ないです。(笑)
だけどモーニング娘。と言う、当時人気絶頂国民的アイドルになったのだから、
プロとしての気構えを求められるのは当たり前かも知れない。


一方のめぐ。
4年前のハロー!プロジェクト・キッズオーディションに合格。
キッズと名の付く訳ですから、合格した所で子供は子供です。
いきなりそこで「もうプロなんだから」とは言えないだろうし、
当然、プロとしての気構えなんて説けない。(笑)
2年前、一足お先にBerryz工房がデビューした。
その時でさえ、「アイドルは恋愛しちゃいけないよ」とは、
つんく♂Pを始め、周りの大人達が伝えたとは到底思えない。
だって小学生と中学生からなるアイドルグループですよ?
その頃の恋愛が大人になるまで長続きする事は殆ど無いし、
仕事に支障が出ると言われるまでもなく、そんな量の仕事はこなしていない。
そもそもが恋愛云々よりも、学業優先とした事で学校生活が充実していたと思う。
そんな中で、仲良しなボーイフレンドが出来たりは必然かなと。
もしも「恋愛御法度」な事が通達されていたのにも関わらず、
あの様な写真を撮られてしまったのであれば、それはミステイクだけれど、
キッズオーディションの際の説明文に「モーニング娘。に昇格する事も有り得る」があった事を思うと、
微妙に人気は上がっていても、モーニング娘。にはなれないBerryz工房
苦労してやっとこさDVD及びアルバムデビューにこぎつけた℃-ute
どちらに所属していても、この状態には満足出来なくて当然かも知れない。
更にキッズとエッグの境界線も曖昧になって来ている、今という時。
ボーイフレンドが出来ても、それを責める事は自分には出来ない、その資格も無い。


あの画像が出た時、めぐの周りの大人達は何を真っ先に思ったのだろう。
雑誌媒体に載るでもなく、インターネットという媒体に流れ出たプライヴェートな画像。
男の子と写っている事よりも、一体誰が撮影し、何が目的で、身の安全確保は大丈夫なのか、
何より彼女の心配を先にしたのだろうか。
10月31日に脱退しているのに11月1日に脱退発表。
送られて来た青封筒にあるめぐのグッズは販売中止。
11月の応援企画の払い戻しのお知らせは出ていないけれど、
12月の払い戻しのお知らせは出た。
それでいて、とっとと公式HPからはめぐの画像を削除。


「学業優先、本人の意志で脱退」


どうしても、これを刷り込みたいのか。
自分は、めぐが辞める事を判断したというよりも、
親御さんが、こんな事務所に大事な娘を預けて置けないと、辞めさせたのだと思っています。
親として、当然の判断だと思う。


中学生の頃って、例え付き合い出しても周りに言ったりしないですよね。
ごく親しい友達にしか、そういう事って話さないと思う。
それなのに周りのクラスメートどころか、自分の知らない一般の人達にまで、
あの画像が出た事で知られる結果になった。
めぐは感受性の強い子です、嫌な時は嫌って顔をする。
今夏に北海道で開催された、こども未来博
わっきゃない(Z)」が、この博覧会のテーマソングになり、
開催期間中の2日間、℃-uteはこの歌を含めたミニライブを行いました。
日曜日の、萩原舞ちゃんが欠席した回に自分は参加。
その時、会場内の座席はほぼ埋まっていたのですが、最後方の座席が若干空いていたのです。
「会場内では御着席下さい」が、この博覧会でのルール。
程無く℃-uteが現れ、ミニライブがスタート。
待ってましたと最後方に陣取ったヲタ達が踊り出す、勿論立ち上がって。
明らかにめぐの顔は怒ってた、不愉快そうな顔をしてた、視線は勿論ヲタ達の方。
一緒に見ていた相方の元締めにも確認の為に聞いた。
愛理にデレデレで、とても申し訳無かったのだけれど聞いた。
「ご機嫌ナナメですな」と返って来た。
愛理に夢中だった人にも、そう気付かれた。
自分達の前にはめぐと同い年位の女の子達が座っていて、
彼女達が声援を送ると、とてもニコニコとした笑顔が返って来てた。
後ろに居たので自分達はとても幸せだった、その笑顔を見せて貰えたから。
これがめぐ、感受性の強い女の子。
そんな子が、こんな目に遭ってしまった。
周りの目が、全て信じられなくなって当たり前ではなかろうか。
何処で、どの様に、自分が付け狙われているか分からない。
それでも、彼女を待つファンが待っている、彼女を必要とする人達が居る。
それが支えになるかも知れない・・・と思う間も無く、彼女はもう居ない。
今、支えて上げられるのは御家族と、あの横に写っていた男の子ではないかと思う。
多感な時期の14歳、大人な様でまだまだ子供。
受けた傷を、しっかりと治して上げて下さい。
そして、守ってあげて。


今度の事で、画像を載せた(撮った)ストーカーを成敗したいとの声を聞きます。
特に、いつもは読まないのですがこんな時勢なので、
"テキサイ界隈"及び"キッズ界隈"と呼ぶ(呼ばれている)所を見ました。
この方々は馴れ合いにキッズを利用しているとしか自分は思っていないのですが、
あなた方の知り合い、または知り合いの知り合い、知り合いの知り合いの知り合い、
知り合いの知り合いの知り合いの知り合い〜に、そのストーカーは存在していませんか?
思い起こせば原宿Berryz工房フラッグ強奪事件。
あの時、「誰が犯人か検討はつく」とか「犯人らしい怪しい奴を知っている」と、
wな文字を含めた文章で記しているサイトをよく見ました。
犯罪行為なのに、それを面白がってましたね。
知り合いの知り合い、その先の先にいるストーカーから入って来る、
プライヴェートな情報を聞いた人間は、
ストーカーと同罪ではないのですか? 話を聞いて楽しんでいるのですよ?
そんな人間達全ての欲望がめぐを追い込んだ、そう思う。


知りたくなかったら断れ、
不快に思ったら注意しろ、
腹が立ったなら捕まえろ。
こんな機会があった人達は多くいる筈でしょう?


知る必要のない情報は知りたくない、それが自分の信念。
ましてやプライヴェートなんて、絶対に知りたくない。
何の権限があって、人の心の中に土足で踏み込もうとするんだよっ!


こんな事だから、めぐに帰って来てと言えない。
でも、サヨナラも言えない、言いたくない。


ずっとずっと大好きだよ、めぐ。