『燃えよ剣』

一、士道ニ背キ間敷事
一、局ヲ脱スルヲ不許
一、勝手ニ金策致不可
一、勝手ニ訴訟取扱不可
一、私ノ闘争ヲ不許


右条々相ヒ背候者ハ切腹申シ付クベク候也

新撰組かよっ…。
最初にそう思いました、ケジメのつけ方が。


http://www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/apr/o20050416_10.htm
今度は間違えてないね、良し良し。


謝罪、やっぱりこうなるんだよね。
守りたかったものが、
結局、自分自身を護る事になる。


自分は、彼女が娘。を卒業したかったのではないかと、あの時思った。
2人が付き合い出して、もう1年近くになると言う。
その時はまだリーダーではなかったけれど、
リーダーに任ぜられる事は決まっていた筈だ。


公式に出ているコメントから、
自分が受け取った彼女が辞した理由は、
「娘。のリーダーでありながら彼氏を作り、
アイドルとして間違った事をした。」
こう解釈する。


だけどそれならば、
何故リーダーとなる事が分かっていながら付き合いを始めるのかが理解出来ない。
恋したいのは分かる、
しかも障害が大きければ大きい程、愛は強くなる。
自分の気持ちを抑えられなくなっていたのだろうとも思う。


それでも、だ。
覚悟を決めていたのではないかと。
覚悟を決めていたのならば、
他に方法があったのではないかと。


あなたはリーダーだ。
娘。はリーダーになった人の色に、
良くも悪くも染まって行く。


中澤裕子は弱肉強食、
飯田圭織はみんな仲良く。


では、矢口真里は?


恋愛自由。


TBSドラマ『ママはアイドル!』を地で行ったって良かったかも知れない。
少なくともこんな事を方針で出されたら自分は_| ̄|○だが、
リーダーが信念を持って推し進める事にメンバーは反対しないと思う。
だって、八王子で当たり前の様に頭を下げられる人達だよ?


でも、方針は決められなかったんだよね。
アイドルとして、やってはならない事をしたから、
あなたは娘。を辞めてしまった。
そこに矢口真里の色は見えないままだった。


おかしいよ、
どう考えてもおかしい。


あのコメントを発表してソロ活動をする。
では、ソロなら彼氏を作っても良いの?
遂最近だったか、
圭織が「娘。時代には御法度だった恋愛の質問について答える」という、
新聞の記事を読んだ記憶がある。
娘。に恋愛の話はNGなのかと改めて知った記事だった。


この時、一体彼女はどうしていたのだろうと考える。
わからない。
娘。を辞めちゃうんだもん、わからないよ。
100%わからせて貰おうなんて、微塵も思ってないです。
せめて5%で良いからヒントが欲しい。


圭ちゃんが卒業した時に6期メンバーが加入してから、
もうずっと新メンバーはいない。
その後、なっち、あいのの、圭織と卒業は続く。
この卒業と加入で話題を作り、
何とか飽きさせないで娘。は維持されて来た。
でも飽きを止める事の出来ないものがあった、それが楽曲。


「想い」を伝えるのが彼女達の使命なのに、
その想いを乗せる事の出来ない楽曲ばかりが、
もう何度と続けられて来ただろう。


矢口真里は2期メンバーです。
2期の中から選ばれタンポポのメンバーにもなり、
自らミニモニ。という大人気のユニットも作った、
娘。の誰よりも曲に想いを乗せて伝える事を知っている人です。


プロ野球50年振りの新球団、
東北楽天ゴールデンイーグルス応援歌『THEマンパワー!!!』初披露の場。

飯田圭織
「7年間やってきた力を振り絞って、最高のパワーを歌に込めました」


矢口真里
「野球についての事は、あまり詳しく知らないんですけど…
知っていることと言えば楽天イーグルスが仙台という事と、
ホームランを打つと1点入るという事くらい…」

最高のパワーを込めた圭織は、この曲を殆ど唄う事なく娘。を卒業し、
受け継いだ矢口真里は野球を知らない。


何処に「想い」があるというのか。
そしてこの永遠に続くかも知れないおかしな状況を、
とっくの昔に気付いて絶望していたのが矢口真里ではなかったのだろうか。
絶望の淵に居た時、
ふと優しく傍に居てくれたのがあの人だったのではないだろうか。


だから、
「アイドルとして間違った」行為だったけれど、
矢口真里としては間違っていない」行為だったんだよ、きっと。
2人で居る事は自然で、当たり前だったから。


では、
モーニング娘。矢口真里」としてはどういう行為に当たるの?
答えは"辞める"で良いの?


この答えの為に、残ったメンバーが頭を下げた。
「これからも応援して行こうと思えた」とか、
「もっともっと応援して行く」とか、色々聞いたり読んだりした。
この気持ちの中に同情の念がちょっとでも入っているであろう事が、
自分は凄く嫌だ。
彼女達は夢や希望を与えてくれる人達の筈なのに、
それが同情を抱かれて応援されるなんて、自分は耐えられない。


中澤裕子が居なくなって最大の危機を迎えた時にミュージカルがあった。
そして、ザ☆ピ〜ス!
あの時、同情しながら娘。を見て応援していた記憶、自分にはないよ。


何でこうなっちゃったのかな。
頭で考えて文章にしてもまとまらない。


とにかく、
彼女が帰って来ない事は承知してるし、
哀しみも理解してる。
そしてこの状態から逃げられない事もわかってる。
だけど涙は出ないし、腹は立たないし、
無気力にもならない。
でも元気に前向きになっている訳では決してない。
ただ悪戯に時だけが過ぎて行くこの状態はどうしたら良いのだろう。




日付は16日ですが記しているのは17日で、
後浦なつみ富士公演に参戦して来ます。


今まで生きて来て"生涯の師"という人に出会った事がないのだけれど、
「遊ぶ時は余計な事を考えず遊び、学ぶ時も余計な事を考えずに学ぶ」という言葉を、
とある人から頂いた事があります。
つまり、何かをする時は集中して一生懸命にやりなさいって事なのだけれど、
後浦なつみライブに参戦するのに、
このモヤモヤを持ったままの参戦は嫌なので思ってる事を吐き出しました。



殆ど宣伝とかしていないのに毎日固定数のカウントがあって、
見て下さっている皆様、有難うございます。
もしもこの更新で不快な気持ちになられたとしたら申し訳ありません。
決して矢口真里を責めているのではありません。
どんなに気持ちが離れ様とも、
モーニング娘。を好きな事は変わらないです、永遠に。
だから答えが欲しいんです、それが例え間違った答えであろうとも。


取り敢えずは来週、新潟に行きますので、
答えを探して来ようと思います。
矢口真里の居ない娘。を早く見たくてオクで落とした訳じゃないよ…。