『元寇襲来』

1/19石川梨華誕生日、
そしてその日に行われるGyaOカップは、
Carezza vs Gatasの一騎打ち。
聖誕祭の喜びでコート外が盛り上がるのは良いと思うけど、
試合に持ち込むのは違うと断言させて頂きます。
野田社長が、

エンターテイメントという点では
試合前に選手一人ひとりを紹介したり、
これまでの活動を振り返ってみたり。
また、ベンチに控えているコにも
スポットがあたるような紹介もする予定です。

こんな風に自身のブログで語られているので、
尚更は履き違えられそうな悪寒。


上記の試みみたいな事は、以前から自分も言っていました。
他の人でもこういう考えを持っていた人は、
結構居ると思う。
ラジ宴の中の人とかも同じ考えでよく話したりして、
プロレス的な演出があっても良いじゃないかと、
常日頃から思ってます。
だってプロじゃないんですよ。
真剣勝負ではあるけれど、
エンターテインメントでもある訳じゃないですか。
だから入場シーンで「Go Girl〜」が流れるのが凄く好きだし、
いっそGatasがバンドルでデビューして、
試合前に披露しちゃえば良いんだ!(かつての全女の様に)
などとマジな人から見たら、
戯けた事を言ったりしてます。
要はメリハリ。
試合前はアイドルチックでも、
試合が始まればマジな戦い。
そこにケジメを着けられないのが、
ガッタスヲタとガッタスサポーターとの違い。


12月のスフィアリーグ1stステージ、
Gatasは準決勝で敗れました。
この時、見たくなかったけれど、
他のサポーターはどんな感想を持っただろう?と、
CSとは言え生中継されていただけに巡回してみた。
そこにあったのは苦言と雑言ばかり。
「油断していた」とか「気の抜けた」とか・・・。
もう、つくづくガッタスヲタが嫌になった。


例えば同点に追い着かれた、
ASAIの10番百恵ちゃんのヘディング。
仮設席2列目という近い位置で見ていた時は、
バックヘッドで決めたと思っていました。
所が帰宅後に録画していた中継番組を見ると、
きちんとボールが来る前にゴール位置を確認し、
頭を捻って狙い済ましたシュートだった。
とんでもないな、この子!と思いましたよ。
インタビューで「狙っていた」と話していたけれど、
"狙う気持ち"を持っている事自体が凄いし、
瞬時に身体が反応してゴールしてしまうのは、
もはやセンスとしか言い様が無い。
それを油断とかで片付ける"ヲタ"って人種は。


この試合、同点に追い着かれる前、
キャプテン吉澤がPKを外した事、
美貴へのラストパスの多くが非常に厳しかった事、
運、不運、勝負のアヤ、調子の良し悪し。
敗れた原因を探るなら幾らでもある。
その1つにこだわって論じるのはナンセンス。
敗因を突き詰めても前には進めない、
負けた原因は戦っていた本人達が一番良く分かっているから。
自分達サポーターは、チームへの愛で支えよう。


ロナウジーニョ(FCバルセロナ)が最大最強宿命のライバル、
レアルマドリッドと敵地で戦った時、
そのプレイの素晴らしさに感動したマドリーのサポーターは、
惜しみなくスタンディングオベーションを送った。
勿論、超名門チームだけに現在のチームの、
不甲斐無さを嘆く気持ちからでもあっただろうけど。


批判と提言は違う。
「フットサルを広めよう」
この気持ちから始めたものが、今やリーグにまでなった。
Gatasは昨日今日で、
フットサルを始めた訳ではないです。
なのにガッタスヲタは、
Gatas以外の試合は見ずに外へ出たり、
敗れれば閉会式を待たずに帰宅したり。
もっとスポーツとして楽しもうよ。
アイドルが真剣にスポーツしている姿に感動しようよ。
普段のTV番組出演やライブでは見られない感動が、
そこにあるから見続けて来たのではないのですか?


各所で不満ばかりが目立った12月の大会だったけれど、
自分は普通にトラップをしているGatasに感動した。
凄い上手くなってるなぁと嬉しかった。
一番の課題である点を取る事は、
忍の一文字で見守り続けるしかない。
今までは少ないチャンスを、
ものにしなければいけないという、
目に見えないプレッシャーで、
練習の時の様に力が発揮出来ていなかったと思う。
だから今大会の20分ハーフというルールは、
そういうプレッシャーから解き放たれて、
肩の力が抜けた良い攻めを、
数多く見せてくれるのではないかと期待しています。
そして多くの戦術も試せる筈。


ここの所、梨華ちゃんがピヴォではなく、
アラで起用される事が多く見られたのですが、
やっぱり梨華ちゃんはピヴォでこそだと思う。
逆にアラやフィクソを美貴で試して欲しい。


ピヴォ☆ガール」の台詞の中で、
孤高のストライカーマコトが、
ジンコに対してこんな台詞を言います。

マコト<ジンコさん、あたしのスペース潰さないでくれます?
ジンコ<あんたがアタシにパス出せば良いんだよ!
マコト<あそこはあたしがシュートを打つ為に、
     空けているスペースなんですよ。
     そこへディフェンダー引き連れて来られちゃ、
     狙えるものも狙えないんですよ。

フットサルを分かっている人が、
作った脚本と分かる訳なのですけれども、
最近のGatasにも当てはまる感じがしませんか?
美貴がトラップを受けてもシュートコースが無い。
ラストパスを出してもカットされる。
攻めの連係がちぐはぐな事が多かったんです。
だからこそ梨華ちゃんをピヴォに戻し常に出す。
自分は梨華美貴2Topが凄く好きで、
2人を個人的に好きという気持ちとは別にして、
梨華ちゃんのサポート力が非常に発揮されるのが、
美貴と組んだ時だと思うからです。
美貴は周りを余り見ません(笑)、
時に独り善がりなプレイと見られる事も多い。
だけどそんな美貴の動きを見て、
自分が相手ディフェンダーを引き連れたり、
逆に美貴にマークが多く着いた時にはゴールへ飛び込む。
分かってやっている訳では無い気がするけど(汗)、
自然と連係プレイになっているのが梨華美貴2Top。
ピヴォ以外を経験する事によって、
視野を広く持つ事の出来る様になった梨華ちゃん
バースデーゴールを華麗に決めてくれる予感がします。
ごっつあんゴールこそが、石川梨華の真骨頂!


そして美貴。
元日本代表不動のリベロだった井原正巳は、
かつてフォワードだった。
フォワードであった時の気持ちを知っているから、
その時の経験がディフェンダーとして生き、
"アジアの壁"と呼ばれるまでになった。
彼女にはピヴォ以外を経験する事により、
井原選手とは逆の形で相手ピヴォの動きを学び、
自分に生かして欲しい。
この所、中々点を取れないのは、
ラストパスに難しいものが多い事もあるけれど、
相手と何度も戦っているが故に動きを読まれたり、
マークを外し切れていない事が多い。
この状況を打開するには、
今までと違う発想を求めてみる事が、
良いのではないかと自分は思う。
誰よりも"勝つ"という事に貪欲な彼女に、
爆発して欲しいと心から願っています。


大袈裟ではなく、
スフィアリーグと今後のGatasを占う大切な一戦。
Carezzaは全力で向かって来るでしょう、
失うものは何も無いのですから。
一方のGatasは、絶対勝つ。
「負けたくない」ではなく「絶対に勝つ」です。
負けたくないと思う気持ちと、
勝ちたいと思う気持ちがぶつかった時、
最後に女神が微笑むのは勝ちたいと思う気持ちの方。
これを信じて、自分は声援を送ります。

one for all 1人は皆の為に
all for one 皆は1人の為に

この言葉が、Gatas愛にもある所を見せてやる!